狂愛的ロマンス〜孤高の若頭の狂気めいた執着愛〜
「はい。担当医の先生も、あんまり過激なことをしない限りは大丈夫だって言ってましたよ」
「なんだ、その、『あんまり過激なことをしない限りは』っていうのは。具体的にどんなことだ?」
「どんなことって……言われても。あっ、これ見ればわかるんじゃないですか? 今日、買ってきたんです。ひよこっこクラブ」
「どれどれ……。へぇ、スローセックスでお腹の赤ちゃんにも、お母さんにも負担なく、夫婦の絆を深めるために。で、避妊はした方がいいんだなぁ。ふんふん。で、乳首への強い刺激は、子宮の収縮をーー」
「あっ、あの、尊さん。別に音読しなくてもいいですからッ!」
「そんなに真っ赤になって、なにを照れてるんだ? 美桜は」
ーーもう、わかってるクセに。意地悪なんだから。そういうところも好きだけど。
「こーら、そんなに怒ると胎教にも悪いし。可愛い顔が台無しだぞ。美桜」
「……あっ、……ふぅ……んっ」
夜も更け、寝室のベッドに隣り合って寄り添いあい、わいわい言い合っているうちに、尊のことをなんとかその気にさせることに成功した美桜は、尊との甘やかなキスへと身を投じた。