妄想腐女子の恋愛事情 倉橋琴音と影山海里
琴音自身、塾の仕事に慣れて、
少しずつ、時間のやりくりも、
できるようになった。
合間に、BL小説を読んで、
満足げに<ほう>と息を吐いた。
琴音の脳内では、
妄想が、怒涛のごとく
うねりはじめている。
純粋に妄想を楽しむ。
没入する。
はたから見たら、
単にぼーーーーっとしているだけに、見えるだろうが、
琴音の脳内は、
それこそ大変なことになっている。
琴音の妄想爆走が始まる。
妄想は以下の通り。
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