妄想腐女子の恋愛事情 倉橋琴音と影山海里
「はい、実家に戻ります」
琴音は、赤くなった顔を見られたくなくて、うつむいて答えた。
「そうなのか。
俺としては、君の脚本の続きを
やりたかったのだが・・」
琴音は驚いて、顔を上げた。
チャンスは今だ!!
「あの、先生っ!
本をもらってくれないですか?」
「本って、例のやつか?」
景山は、クククと笑っている。
「はい、6箱あるので、実家に持っていけないし・・」
笑い事ではない、
こちらとしては真剣な事なのだ。
「もらうより、預かろう。
君もまだ読みたいのだろう」
「ホントですかぁ!!」
琴音は難問解決にほっとして、
満面笑顔になった。
「なんなら、うちに越して来ればいいじゃないか?
空き部屋あるし」
景山はしれっと言ったが、
琴音は<美形の男の女王様>を、
忘れてはいなかった。
「あの、綺麗な人に、悪いじゃないですか・・」
「綺麗な人って・・・
あいつと会ったのか?」
景山は、さらに笑いが止まらないというように、口を手で押さえた。
琴音は、赤くなった顔を見られたくなくて、うつむいて答えた。
「そうなのか。
俺としては、君の脚本の続きを
やりたかったのだが・・」
琴音は驚いて、顔を上げた。
チャンスは今だ!!
「あの、先生っ!
本をもらってくれないですか?」
「本って、例のやつか?」
景山は、クククと笑っている。
「はい、6箱あるので、実家に持っていけないし・・」
笑い事ではない、
こちらとしては真剣な事なのだ。
「もらうより、預かろう。
君もまだ読みたいのだろう」
「ホントですかぁ!!」
琴音は難問解決にほっとして、
満面笑顔になった。
「なんなら、うちに越して来ればいいじゃないか?
空き部屋あるし」
景山はしれっと言ったが、
琴音は<美形の男の女王様>を、
忘れてはいなかった。
「あの、綺麗な人に、悪いじゃないですか・・」
「綺麗な人って・・・
あいつと会ったのか?」
景山は、さらに笑いが止まらないというように、口を手で押さえた。