イケメン高校教師なんて嫌いだったのに・・・。
 10分程待っていた。
 突然後ろから声をかけられた。
「お待たせ。ごめんね。駐車場がなかなかなくて。」
 聞き覚えのある声だった。振り返った。

「なんで。」
 立っていたのは、河村先生だった。

「俺が相手だから。遊ぼう。」
「放っておいてって言いましたよね。なんで、いるんですか?」
「まぁ、いいじゃん。せっかくだし、水族館行こうよ。」
「帰ります。」
「帰さないよ。約束は守ってもらう。今日は、俺が君の時間を買ったんだから。」

『は?何考えてんの?意味わかんない。』
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