イケメン高校教師なんて嫌いだったのに・・・。

　私がいる場所とは、反対の通路を、女の人に腕を組まれながら、歩く男性の姿があった。

　河村先生だった。

　私はとりあえず、その場から逃げ出した。

　ショッピングモールを出て、どこに行くかも考えないまま歩いた。

　ショック状態だった。

『私を誘っておいて、ドタキャンして、彼女ですか？やっぱり、期待した私がバカだった。どうせ、教師と生徒の関係だし。』

　むしゃくしゃしていた。
SNSに投稿した。また、援助交際をするつもりで。
　案の定、すぐに返事が来た。
「村上です。40代でもいいかな？」
「大丈夫です。」

　こうして、久々に援助交際をした。
　夕食を食べ、ホテルへ行った。
　そして、自宅へ帰った。

　援助交際中は、先生のことを忘れられた。