イケメン高校教師なんて嫌いだったのに・・・。
 次の日、月曜日で学校に行った。

 先生のおかげで、母とちゃんと話すことができた。
 お礼を言いたいと素直に思った。

 ホームルームのあと先生が廊下にでるタイミングで話かけた。
「あの、先生、少しお話いいですか?」
「何?」
「あの、ありがとうございました。
 母とちゃんと話すことできました。母がもう少し私のために時間を作ってくれるって。すごく嬉しかったてます。
 だから、ありがとうございました。」
「よかったなぁ。」

 先生は、肩をポンと叩いて、囁いた。
「なんか、お礼してね。」
「え?」
 先生は、クスッと笑って去って行った。

『お礼ってなんだ?なにをすればいいんだ?』
 先生の発言にいちいち引っかかっていた。
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