魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
あまりに思い通りに会話が進んで、内心笑いを堪えるのに必死だった。
「白神様のことは……いいように利用してやるんだ、って……」
あたしの言葉に、ルイス様の眉間のシワが濃くなった。
「さっきの態度も含め……辻褄は合うか」
あたしの演技力って、やっぱり女優並みだわ。
そう、確信した。
「それに、お姉ちゃんは黒闇神様のファンらしくて……」
最後は……この人の逆鱗に触れる切り札を出した。
黒闇神夜明。
この学園で唯一……ルイス様より優っている人。
校内の誰もが知っている。……鈴蘭以外はきっと。
あいつは男の話題には無頓着だし、最近まで魔族のことも知らなかった奴だから、黒闇神様のことなんて知ってるはずがない。
「白神様のことは……いいように利用してやるんだ、って……」
あたしの言葉に、ルイス様の眉間のシワが濃くなった。
「さっきの態度も含め……辻褄は合うか」
あたしの演技力って、やっぱり女優並みだわ。
そう、確信した。
「それに、お姉ちゃんは黒闇神様のファンらしくて……」
最後は……この人の逆鱗に触れる切り札を出した。
黒闇神夜明。
この学園で唯一……ルイス様より優っている人。
校内の誰もが知っている。……鈴蘭以外はきっと。
あいつは男の話題には無頓着だし、最近まで魔族のことも知らなかった奴だから、黒闇神様のことなんて知ってるはずがない。