魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
今まで一強だったブランが……格下げになった元凶だから。
あたしの想像通り、ルイス様は激しい怒りを瞳に宿した。
「……魔族のことは知らなかったくせに、あいつのことは知っていたのか……はっ」
ルイス様が黒闇神様のことを一方的に敵視していることは有名だから、嫌っているとは思っていたけど……ここまでとは思わなかった。
わかりやすいくらい、怒りで表情が歪んでる。
あたしは畳みかけるように、ルイス様を見つめた。
「あたしは……お姉ちゃんには、幸せになってほしいと思っています。白神様なら幸せにしてくれるって信じています……」
そっと、ルイス様の手に自分の手を重ねる。
「だけど……白神様にも、幸せになってほしい……」
どっちの幸せも、全く願ってないけど。
あたしの想像通り、ルイス様は激しい怒りを瞳に宿した。
「……魔族のことは知らなかったくせに、あいつのことは知っていたのか……はっ」
ルイス様が黒闇神様のことを一方的に敵視していることは有名だから、嫌っているとは思っていたけど……ここまでとは思わなかった。
わかりやすいくらい、怒りで表情が歪んでる。
あたしは畳みかけるように、ルイス様を見つめた。
「あたしは……お姉ちゃんには、幸せになってほしいと思っています。白神様なら幸せにしてくれるって信じています……」
そっと、ルイス様の手に自分の手を重ねる。
「だけど……白神様にも、幸せになってほしい……」
どっちの幸せも、全く願ってないけど。