魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
明日からの新しい学園生活……楽しみな気持ちもあるけれど、あんまり期待はしないでおこう。
できるなら……ひとりくらい、友達ができたらいいな……。
そう、心の底から願った。
翌朝、目が覚めたらいつものようにお家の片付けから始める。
みんなが起きる前に、キレイに掃除しておかないと怒られてしまう。
……よし、片付けは終わり。
今度は自分の分の朝食を作る。今日は入学式だけだから、お弁当は必要ない。
あ……ケーキだ。
冷蔵庫を開けると、中にイチゴのショートケーキを見つけた。
甘いものは大好きだけど、冷蔵庫に入っているものは勝手に食べちゃいけない。
私が食べていいのは、タッパーに入っている残りの食材と、お米と卵だけって決まっている。
それにこれはきっと、星蘭のものだろうから。入学祝いに、昨日買ってもらったものだと思う。
できるなら……ひとりくらい、友達ができたらいいな……。
そう、心の底から願った。
翌朝、目が覚めたらいつものようにお家の片付けから始める。
みんなが起きる前に、キレイに掃除しておかないと怒られてしまう。
……よし、片付けは終わり。
今度は自分の分の朝食を作る。今日は入学式だけだから、お弁当は必要ない。
あ……ケーキだ。
冷蔵庫を開けると、中にイチゴのショートケーキを見つけた。
甘いものは大好きだけど、冷蔵庫に入っているものは勝手に食べちゃいけない。
私が食べていいのは、タッパーに入っている残りの食材と、お米と卵だけって決まっている。
それにこれはきっと、星蘭のものだろうから。入学祝いに、昨日買ってもらったものだと思う。