魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
万が一、ルイス様があたしから聞いたことを鈴蘭に言って、告げ口されたら全てが終わる。
多分この人は、婚約者にするほど鈴蘭を気に入っていたようだし、鈴蘭とあたしの発言だったら、今はまだ鈴蘭のことを信じるだろう。
鈴蘭もトラウマもあるし、余計なことは言わないと思うけど……万が一がある。
ただ、鈴蘭はスマホを持ってないし、連絡手段がない。だから……ふたりきりにさえさせなければ、ルイス様を騙し通すことができ
る。
そして……鈴蘭に幻滅させて、あたしに惚れさせればいい。
「……もう授業が始まる。教室に戻る」
「今日はご馳走してくださってありがとうございました! とっても美味しかったです……!」
「ああ」
鈴蘭を置いて、ルイス様とふたりで級長室を出た。
多分この人は、婚約者にするほど鈴蘭を気に入っていたようだし、鈴蘭とあたしの発言だったら、今はまだ鈴蘭のことを信じるだろう。
鈴蘭もトラウマもあるし、余計なことは言わないと思うけど……万が一がある。
ただ、鈴蘭はスマホを持ってないし、連絡手段がない。だから……ふたりきりにさえさせなければ、ルイス様を騙し通すことができ
る。
そして……鈴蘭に幻滅させて、あたしに惚れさせればいい。
「……もう授業が始まる。教室に戻る」
「今日はご馳走してくださってありがとうございました! とっても美味しかったです……!」
「ああ」
鈴蘭を置いて、ルイス様とふたりで級長室を出た。