魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
『はい! ありがとうございます、心優しいべっぴんさん!』



べ、べっぴんさん……?



ふふっ、お世辞を言える元気は残っているみたいで、よかった……。

ゆっくりと、羽ばたいていった鳥さん。

私は鳥さんを見て、手を握り合わせた。

どうか無事で……早く元気になれますように……。
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