魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
な、何っ……!?
「――おい」
風が止んでから、ゆっくりと目を開けた。
目の前にいたのは……ひとりの、青年。
長身で、180センチ以上ありそうな大柄な人。だけどシルエットはシュッとしていて、モデルのようなスタイルだった。
フードがついたパーカーに、スウェットのようなズボン。どちらも真っ黒で、全身が黒で覆われている。フードを深くかぶっていて、顔は見えない。
ただ、彼が私を見ていることだけはわかった。
唯一見える彼の薄い唇が……ゆっくりと開く。
「お前……名前は?」
「――おい」
風が止んでから、ゆっくりと目を開けた。
目の前にいたのは……ひとりの、青年。
長身で、180センチ以上ありそうな大柄な人。だけどシルエットはシュッとしていて、モデルのようなスタイルだった。
フードがついたパーカーに、スウェットのようなズボン。どちらも真っ黒で、全身が黒で覆われている。フードを深くかぶっていて、顔は見えない。
ただ、彼が私を見ていることだけはわかった。
唯一見える彼の薄い唇が……ゆっくりと開く。
「お前……名前は?」