魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
「お話できて楽しかったです……! ありがとうございました……!」
その笑顔に見惚れて、引き止める言葉も出なかった。
『鈴蘭様は、変わったお方ですね……』
ラフの声に、ようやく我に返る。
『ご主人の正体がわかっていたなら、お礼を言うのも頷けますけど、ただの青年と鳥と話しただけでお礼を言うなんて……それに、ご本人はすごく嬉しそうでしたし……』
ラフの言う通り、鈴蘭は最後、とても幸せそうに笑った。
ほんの少しの時間、得体の知れない男と、鳥1羽と過ごしただけで。
そんな時間ごときにあんな笑顔を差し出すなんて……あいつは自分を安売りしすぎている。
『ご主人、これからどうするんですか?』
「……欲しい」
その笑顔に見惚れて、引き止める言葉も出なかった。
『鈴蘭様は、変わったお方ですね……』
ラフの声に、ようやく我に返る。
『ご主人の正体がわかっていたなら、お礼を言うのも頷けますけど、ただの青年と鳥と話しただけでお礼を言うなんて……それに、ご本人はすごく嬉しそうでしたし……』
ラフの言う通り、鈴蘭は最後、とても幸せそうに笑った。
ほんの少しの時間、得体の知れない男と、鳥1羽と過ごしただけで。
そんな時間ごときにあんな笑顔を差し出すなんて……あいつは自分を安売りしすぎている。
『ご主人、これからどうするんですか?』
「……欲しい」