魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
鈴蘭がいなくなった方向を見つめたまま、自然と口が動いていた。
『ご主人……?』
「……あいつが欲しい」
何かを強く求めたのもまた、初めてだった。
あいつは、知らない俺ばかりを引きずり出してくる。
そしてそれを心地よく思っている自分にも驚いた。
『なんと……!』
「明日も行く。あいつに礼をしないと気が済まない」
昼はこの裏庭で過ごしているようだから、ここに来れば会えるだろう。
これっきりで終わらせるつもりは毛頭ない。
あいつの全てが知りたい。全てを俺のものにしたい。
様々な感情が一気に溢れて、もう自分ではコントロールできない。
可愛い、いじらしい、そばにいたい……あいつのあの笑顔を、ずっと見ていたい。
これは一体、なんという感情だ。
『ご主人……?』
「……あいつが欲しい」
何かを強く求めたのもまた、初めてだった。
あいつは、知らない俺ばかりを引きずり出してくる。
そしてそれを心地よく思っている自分にも驚いた。
『なんと……!』
「明日も行く。あいつに礼をしないと気が済まない」
昼はこの裏庭で過ごしているようだから、ここに来れば会えるだろう。
これっきりで終わらせるつもりは毛頭ない。
あいつの全てが知りたい。全てを俺のものにしたい。
様々な感情が一気に溢れて、もう自分ではコントロールできない。
可愛い、いじらしい、そばにいたい……あいつのあの笑顔を、ずっと見ていたい。
これは一体、なんという感情だ。