魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
ルイスさんに言われたセリフを思い出した。

星蘭にまで言っていたなんて。ルイスさんは、私をどうしたいんだろう……。

苦しめ、たいのかな……。

ルイスさんが私を見る目にはいつだって、怨念が込められているように感じるから。

星蘭に友達ができたことがバレたら……また、何か言われるかもしれない。

フードさんと仲良くするなって言われるのだけは……絶対に嫌だ。

それだけは……。



「と、友達だよ……! それに、学校の生徒じゃないよ」

「あっそ」



興味がなさそうな返事に、少しだけ安心した。

学校の生徒じゃないというひと言が大きかったのかもしれない。



「でも、あんたが楽しそうにしてるのは許せないのよね」



え……?

じっと、私の首を見つめている星蘭。

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