魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
想像していたよりも膨大な数の書物がびっしりと棚に並んでいて、驚くと同時に心が踊る。
こんなにたくさんの本に囲まれるなんて……夢みたい……!
卒業するまでにどれだけ読めるかなっ……!
って、感動してる場合じゃなかった……。
図書室のマップから、目的の本を探す。
魔族、魔族……あっ。
「魔族の歴史」という本を見つけて、手を伸ばす。
分厚いその本を持って近くの席に座って、すぐに本を開いた。
何、これ……。
ページをめくる手が、小刻みに震えだす。
本に書かれていた事実に、私は驚愕した。
この世界には……魔の力を操る者の生まれ変わりである、魔族が存在するらしい。
といっても、魔族の人口はごくわずかで、世界規模で 0.1%以下と言われている。
こんなにたくさんの本に囲まれるなんて……夢みたい……!
卒業するまでにどれだけ読めるかなっ……!
って、感動してる場合じゃなかった……。
図書室のマップから、目的の本を探す。
魔族、魔族……あっ。
「魔族の歴史」という本を見つけて、手を伸ばす。
分厚いその本を持って近くの席に座って、すぐに本を開いた。
何、これ……。
ページをめくる手が、小刻みに震えだす。
本に書かれていた事実に、私は驚愕した。
この世界には……魔の力を操る者の生まれ変わりである、魔族が存在するらしい。
といっても、魔族の人口はごくわずかで、世界規模で 0.1%以下と言われている。