魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
中には、お母さんと……星蘭の姿があった。
まるで仇でも見るような目で私を睨みつけているお母さんの姿に、息を飲む。
お母さんが、途轍もなく怒っている時の顔。
一度この顔をしたお母さんに殴られ続け、意識を失ったこともある。
目が覚めたら、全身があざだらけだった。
このあと、どんな仕打ちが待っているんだろう。そう考えるだけで、足がすくんだ。
「ねえ、どういうことなの……?」
先に口を開いたのは星蘭で、私はその言葉の意味を汲み取れない。
どういうことって……?
「あの、なんのことか……」
「白神ルイスのことに決まってるでしょ!!」
立ち上がってヒステリックな声で叫んだ星蘭は、持っていたクッションを私に投げた。
まるで仇でも見るような目で私を睨みつけているお母さんの姿に、息を飲む。
お母さんが、途轍もなく怒っている時の顔。
一度この顔をしたお母さんに殴られ続け、意識を失ったこともある。
目が覚めたら、全身があざだらけだった。
このあと、どんな仕打ちが待っているんだろう。そう考えるだけで、足がすくんだ。
「ねえ、どういうことなの……?」
先に口を開いたのは星蘭で、私はその言葉の意味を汲み取れない。
どういうことって……?
「あの、なんのことか……」
「白神ルイスのことに決まってるでしょ!!」
立ち上がってヒステリックな声で叫んだ星蘭は、持っていたクッションを私に投げた。