親の再婚で兄弟が出来ました。㊦
『いただきます』
「「いただきます」」
『ん〜!美味しい、!』
沙「んね。めっちゃ美味しい」
葵「やっぱり俺の紹介なだけあって美味い」
沙「葵の紹介だから美味しいんじゃなくて人気で有名だから美味しいの」
葵「そこまで否定しなくても…。俺可哀想」
沙「どーだか?自分で言っちゃう辺り全然そんな感じがしないよ」
葵「沙紀って最近俺に毒舌過ぎねー?俺泣くよ?」
沙「べ、別にそんなことないけど。葵の被害妄想が激しいだけなんじゃないの?」
葵「まぁ、別にいいんだけどさ」
沙「じゃあ、なんで言ったのよ」
葵「知らねー」
沙「何よそれ笑」
あたしは最近気づいたのかもしれない
それを確かめるために沙紀にそっと耳打ちをした
『ねぇ、沙紀って葵のこと好きなの?』
あたしは葵達にバレないようにコソッと聞いてみた
沙「なっ、す、好き!?」
『声大きいって!!』
沙「あ、べ、別に好きとかじゃないけど…」
『えー。なんで隠すのさ』
沙「隠してなんか…」『素直に言いなよ〜。もう気づいてるんだから。白状してよ』
沙「は、はい…好き……好きだよ」
『もー!なんで早くに教えてくれなかったの!?知りたかったのに』