甘すぎる鈴くん、私を離してくれる気はなさそうです。
 私たちはそれっきり黙ったまま。


 お義母さんたちについて行った。


 会話が無いって悲しいような、気まずいような、、、


 複雑だね、、、


「着いたわよー!」


 お義母さんのハイテンションな声が耳に届いた。


 見上げてみると、、、


 うん。


 でっかいお家!!


 もう、お屋敷レベルだよ!?


 これ!!!


 メイドさんとか居てもおかしくない、、、


 そのとき、鈴さんのお母さんの声が聞こえた。


「あ、メイドさんは居ないのぉ〜!
 ほら!
 2人の仲を邪魔しちゃ悪いじゃない!?」


 いやいやいや、、、


 心読まれたことにもビックリだけど、、、


 最後の一文なに?


 別に、鈴さんとあんなことやそんなことをすることなんてないからね!?


 私さっきあんなこと言われましたし!?
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