卒業したらきっと。
一目惚れだった。
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────歯車は突然、回りだした。




朝。動きが鈍い体を起こして家を出た。


周りを見れば、登校中の小学生の列。


きっと登校班で登校しているんだろうなぁ。


さらには生き生きとしたサラリーマン、お喋りに夢中の主婦、朝からたくさんの人で賑わっている。


そんな普通な日常の一コマ。


これからもこんな日々が続く、なんて思っている私がバカだったのかも。


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