卒業したらきっと。
明日から───明日からだから、今日まではまだ雪くんのことを思っててもいいかなぁ
でも、結局は雪くんの初恋を応援しなくちゃなんだ…………
「………っ
そんなの無理だよ………っ」
雪くんのことを応援する気持ちも、心を入れ替える時間も、全然足りない。
ごしごしと目に溜まった涙を拭くとせっかく蒼がしてくれたメイクもとれてきてしまった。
あ………そうだ、皆にも相談しないと………
ようやくその事を思い出した私はスマホを開いてメールした。
『告白、失敗しちゃったよ〜
雪くん、好きな人いるんだって。
でも、ちゃんとフラれたお陰で吹っ切れたかも!
今まで応援してくれてありがとうね!』
私にしてはかなり頑張ってつくった文章だった。
わざと平気なフリして心配させないようになんて考えてその文章を送った。
でも、結局は雪くんの初恋を応援しなくちゃなんだ…………
「………っ
そんなの無理だよ………っ」
雪くんのことを応援する気持ちも、心を入れ替える時間も、全然足りない。
ごしごしと目に溜まった涙を拭くとせっかく蒼がしてくれたメイクもとれてきてしまった。
あ………そうだ、皆にも相談しないと………
ようやくその事を思い出した私はスマホを開いてメールした。
『告白、失敗しちゃったよ〜
雪くん、好きな人いるんだって。
でも、ちゃんとフラれたお陰で吹っ切れたかも!
今まで応援してくれてありがとうね!』
私にしてはかなり頑張ってつくった文章だった。
わざと平気なフリして心配させないようになんて考えてその文章を送った。