卒業したらきっと。
****

「…………ん」

ただいま私の居場所は雪くんのお部屋。

だけど、何故だか寝てしまっている雪くん。


『雪くん。』と起こしてもなかなか起きない。


だけども、それよりとても重大な事件(?)があります…………


それは、

男子のお部屋が初めて過ぎて何だかとても緊張していること

です────


私の部屋とは違う空気にとてもソワソワと落ち着きが欠いている。


キョロキョロと身勝手ながらお部屋を見回すと、写真や何かのトロフィーが飾ってあった。

ちょっとだけ───

申し訳ない気持ちを抑えて写真を覗くように見てみた


案の定、そこに写っていたのは雪くん。

雪くんの後ろや左右にはたくさんの男女がいる。


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