卒業したらきっと。
「そうだよ!

あんな美南とか言う奴、ホットきゃいいんだから!」

そうして日美と同じように抱きつく。


「ってかさ、こういうこっちゃんって激レアだよね~


だって、こっちゃん思いっきり『ニッ』って笑ったんだよ!?


尊すぎてダイエットの悩みなんて吹っ飛んだもん!」


さらに蒼も抱きつく。



「いや、蒼のダイエットは吹っ飛んじゃダメだよ?」


私がそう言うと、


「うぇ~こっちゃ~ん。

さっきまで天使だったのに~」


と嘆いた。


そんな姿に私たち四人大笑い。

久々にお腹が痛くなるほど笑った。


そんな楽しさ全開のムードを壊すようなお母さんの一言で私たちは一気に夢から覚めた。



「小町~?


美南 雪っていう男の子が小町のお見舞いに来てくれたわよ~?」
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