しちゃいけない恋
第三章
秋
「大丈夫か?」
そう言い私を抱き上げようとしているのは遙。
私達が今いるのは遙のクラスの人が作ったお化け屋敷の中。
でも、そんなの気にしていられない
だって、、
なんでお姫様抱っこなの⁉︎
10月の初めのほう。
私たちは文化祭の準備をしていた。
クラスごとで出し物をするということなので私たちのクラスはメイド喫茶。
「楽しみだね!」
そう言ってきたのは愛奈。
愛奈はもちろん表でメイドの格好をする。
もちろん私は裏方。
でも、メニューは結構あるからちょっと楽しそう。
「私的には茉由のメイド服みたかったなぁ」
「私には似合わないって」
そう話した時には思ってなかった。
まさかメイド服を着るなんて。
結構メイド喫茶が人気で人手が足りなかったため、愛奈にお願いされた。
ため息をついてる時。
どこからか女子の黄色い声が聞こえた。
なんだろう。
そう思い廊下を向くと。
遙がいた。
正確には遙と光輝がいた。
おそらくお母さんに見てきてとでも言われたのかな。
でも、今メイド服なんだけど!
まずい。
だからといって1番近いのは私だ。
出迎えないといけない。
「い、いらっしゃいませ」
「あ!茉由ちゃん!かわいー!」
そういってきたのはもちろん光輝。
遙は私を見て固まってる。
どうしたんだろうか。
「なぁ、遙も可愛いと思うよな!」
「あ、ああ。似合ってると思う」
「なんだよ〜、照れてるのか?」
「う、うるさいな」
2人は何か話してるけどそれどころじゃない。
似合ってると思う。
その一言で私の顔は真っ赤になった。
「こ、こちらへどうぞ」
顔を隠しながら席へ案内する。
「ありがと」
遙のいつも通りな態度に心が落ち着いた。
「何にしますか?」
「俺、オレンジジュース」
「遙は?」
「コーヒー」
大人っぽい。
チャラく見えても中身はこういう人なんだよね。
「終わったぁ!」
そう愛奈が大声で言う。
遙は飲み物を飲んだあと、光輝に引っ張られてどこかに行っていた。
もうちょっと話したかったけど仕方ないかな。
「ねぇ、茉由!一緒にまわろ!」
「うん、いいよ」
愛奈はそう言ってすぐに連れてきたのはお化け屋敷だった。
ここって……。
「遙のクラスだよね?」
「うん、そうだよ?」
そう言って愛奈はニコニコしてる。
連れてくるとは思ったけど始めだとは思わなかったな。
「いらっしゃいませー!あ、愛奈ちゃんたちじゃん!」
顔はいい光輝が受付だった。
遙は中なのかな。
「いってらっしゃいませー!」
そう言われて中に入る。
実は私怖いのは得意ではない。
愛奈は……。
「ま、茉由。こ、怖くない?」
同じ、だな。
「愛奈、後ろにいる?」
「い、いや、前にいるよ」
「いいの?」
「う、うん」
本当に心配になってきた。
そう考え事をしてた私の横から手が出てきた。
「うわっ」
思わず倒れてしまい、足を変な感じに倒れてしまった。
愛奈は怖すぎて先に出てしまったみたい。
私も立とう。
そう立ち上がろうとした時。
「いたっ!」
足は挫いてしまったらしく立てそうにない。
思いのほか声が大きかったため、気づいてくれたらしい。
でも、きてくれたのは予想外の人物だった。
「大丈夫か?茉由」
遙だ。
呆然としていたが、状況を説明しないといけない。
「足を挫いちゃって。立てないの」
そう言った私を何故か遙は抱き上げようとした。
次の瞬間にはお姫様抱っこされていた。
急なことに頭が追いつかない。
「は、遙」
「動かない方がいい」
そんな優しい声で言われたら言う通りにしてしまう。
目立ったのは言うまでもない。
恥ずかしい思い出だ。
そう言い私を抱き上げようとしているのは遙。
私達が今いるのは遙のクラスの人が作ったお化け屋敷の中。
でも、そんなの気にしていられない
だって、、
なんでお姫様抱っこなの⁉︎
10月の初めのほう。
私たちは文化祭の準備をしていた。
クラスごとで出し物をするということなので私たちのクラスはメイド喫茶。
「楽しみだね!」
そう言ってきたのは愛奈。
愛奈はもちろん表でメイドの格好をする。
もちろん私は裏方。
でも、メニューは結構あるからちょっと楽しそう。
「私的には茉由のメイド服みたかったなぁ」
「私には似合わないって」
そう話した時には思ってなかった。
まさかメイド服を着るなんて。
結構メイド喫茶が人気で人手が足りなかったため、愛奈にお願いされた。
ため息をついてる時。
どこからか女子の黄色い声が聞こえた。
なんだろう。
そう思い廊下を向くと。
遙がいた。
正確には遙と光輝がいた。
おそらくお母さんに見てきてとでも言われたのかな。
でも、今メイド服なんだけど!
まずい。
だからといって1番近いのは私だ。
出迎えないといけない。
「い、いらっしゃいませ」
「あ!茉由ちゃん!かわいー!」
そういってきたのはもちろん光輝。
遙は私を見て固まってる。
どうしたんだろうか。
「なぁ、遙も可愛いと思うよな!」
「あ、ああ。似合ってると思う」
「なんだよ〜、照れてるのか?」
「う、うるさいな」
2人は何か話してるけどそれどころじゃない。
似合ってると思う。
その一言で私の顔は真っ赤になった。
「こ、こちらへどうぞ」
顔を隠しながら席へ案内する。
「ありがと」
遙のいつも通りな態度に心が落ち着いた。
「何にしますか?」
「俺、オレンジジュース」
「遙は?」
「コーヒー」
大人っぽい。
チャラく見えても中身はこういう人なんだよね。
「終わったぁ!」
そう愛奈が大声で言う。
遙は飲み物を飲んだあと、光輝に引っ張られてどこかに行っていた。
もうちょっと話したかったけど仕方ないかな。
「ねぇ、茉由!一緒にまわろ!」
「うん、いいよ」
愛奈はそう言ってすぐに連れてきたのはお化け屋敷だった。
ここって……。
「遙のクラスだよね?」
「うん、そうだよ?」
そう言って愛奈はニコニコしてる。
連れてくるとは思ったけど始めだとは思わなかったな。
「いらっしゃいませー!あ、愛奈ちゃんたちじゃん!」
顔はいい光輝が受付だった。
遙は中なのかな。
「いってらっしゃいませー!」
そう言われて中に入る。
実は私怖いのは得意ではない。
愛奈は……。
「ま、茉由。こ、怖くない?」
同じ、だな。
「愛奈、後ろにいる?」
「い、いや、前にいるよ」
「いいの?」
「う、うん」
本当に心配になってきた。
そう考え事をしてた私の横から手が出てきた。
「うわっ」
思わず倒れてしまい、足を変な感じに倒れてしまった。
愛奈は怖すぎて先に出てしまったみたい。
私も立とう。
そう立ち上がろうとした時。
「いたっ!」
足は挫いてしまったらしく立てそうにない。
思いのほか声が大きかったため、気づいてくれたらしい。
でも、きてくれたのは予想外の人物だった。
「大丈夫か?茉由」
遙だ。
呆然としていたが、状況を説明しないといけない。
「足を挫いちゃって。立てないの」
そう言った私を何故か遙は抱き上げようとした。
次の瞬間にはお姫様抱っこされていた。
急なことに頭が追いつかない。
「は、遙」
「動かない方がいい」
そんな優しい声で言われたら言う通りにしてしまう。
目立ったのは言うまでもない。
恥ずかしい思い出だ。