初恋びより
「はあ…」
探し始めて3時間。
俺は壁に寄り掛かった。そのままズルズルと体が落ちていく。
ダメなのか…?
俺は見つけられないのか…?
このまま藍川に嫌われるしかないのか?
視界が歪む。
ちくしょう泣くな俺。みっともねぇ。
ふと光で目がチカッとする。
草むらの中で光っているもの…
「ボタン!!」
やっとみつけた…
藍川の大事なボタン。早く届けないとッ!!!!
教室へダッシュで向かう。
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