初恋びより
一気に顔が熱くなる。
「ずっと…探してくれたの?」
「うっうん…」
「ごめんねッありがとう。秀ちゃんのおかげだよ。本当にありがとね」
笑顔を向けられた俺は思わず視線をそらす。
「今度、秀ちゃんが困った事あったら言ってね。私が助けるからね…じゃあバイバイまた明日ね」
また明日…その言葉が嬉しくて
「よっしゃ~」
俺は空に向かって手をのばした。

その頃の屋上
「秀、来ねぇなぁ…トイレながっ!」ひたすら秀の帰りを待っていた。

< 13 / 25 >

この作品をシェア

pagetop