初恋びより
その会話を教室の隅で聞いていた私。
美津濃実花。
階段から落ちた?そんなんじゃない。なんで結城君はそれで納得してるの?
「みーか!」
私は昨日、とんでもないものを見てしまったのだ。
「みーか!!」
はっ…
「なっ何?沙由」
「どうしたの?なんかずっと金澤君睨んでない?」
へ?私睨んでた?
目線の先にはオドオドしている金澤君がいた。
「そんなつもりはなかったんだぁ。ただボケェーとしてて」
「あははっ実花が?珍しい」
沙由…私ね、私…
口にだして言いたかった。けど言えなかった。
美津濃実花。
階段から落ちた?そんなんじゃない。なんで結城君はそれで納得してるの?
「みーか!」
私は昨日、とんでもないものを見てしまったのだ。
「みーか!!」
はっ…
「なっ何?沙由」
「どうしたの?なんかずっと金澤君睨んでない?」
へ?私睨んでた?
目線の先にはオドオドしている金澤君がいた。
「そんなつもりはなかったんだぁ。ただボケェーとしてて」
「あははっ実花が?珍しい」
沙由…私ね、私…
口にだして言いたかった。けど言えなかった。