初恋びより
~妄想~
「秀ちゃん…」
「なっ何?藍川…」
うつむいたままの藍川。
「秀ちゃんが…私の大切なボタンを放り投げたんだってね」
「うっ…それは…」
顔を上げた藍川。
そして…怒った表情で
「最低ー!!秀ちゃんなんて大っ嫌い!!もう話しかけないで!さようならッ!!!!」
~終了~
ガーン
“最低”“嫌い”“もう話しかけないで!”
「待ってくれ!やだーやだよッ!絶対見つけるから!許してー!」
ガサッ
「えっと~何…一人でやってんの?」
はっ…
「生徒…会長?」
我に返ったとたん急に恥ずかしくなってきた。
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