大好きな君の観察記録
「ったく,言わせんなよ…」



と次に落とされた言葉は,低く掠れていて,どうすればいいか分からない。

そんな中,私を抱き締める力がグッと強まる。



「はるは,可愛いよ」



ズッキューン💘

もう,だめ。



「はる? わっちょっとはるっ」



私はずるずると力を抜き,風の腕に寄りかかったのであった。

……風,かっこよすぎ。
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