暗黒ギフト1
海斗はすべての可能性を消すために、おずおずと言葉を続けた。
いくら学校に来ていなくても、友人の1人くらいはいるはずだ。
だって、1年以上前までは学校に来ることができていたのだから。
しかし、梓は左右に首を振った。
「いいえ、私に友達はいないの」
その言葉に悲壮感はなかった。
悲しんでいる様子もなく、ただ淡々と、過去の出来事を思い出す。
「私に友達はいない。私のせいで、いなくなった――」
いくら学校に来ていなくても、友人の1人くらいはいるはずだ。
だって、1年以上前までは学校に来ることができていたのだから。
しかし、梓は左右に首を振った。
「いいえ、私に友達はいないの」
その言葉に悲壮感はなかった。
悲しんでいる様子もなく、ただ淡々と、過去の出来事を思い出す。
「私に友達はいない。私のせいで、いなくなった――」