暗黒ギフト1
万引
「どうしてた海斗、ずっとニヤニヤして」
夕飯時、ポテトサラダを口に入れたところで父親からそう聞かれた。
海斗は「別に、なにもないよ」と返事をするけれどニヤケ顔が止まらないのが自分でもよくわかった。
今日の帰り道大人には秘密のものができた。
それがくすぐったくて、嬉しかったのだ。
今までだって秘密基地を作ったり、大人には内緒の話をしたりもした。
だけど今回はそんなものじゃない。
もっと大きなことを隠しているのだ。
「今日は海斗すごかったのよね。先生から連絡もらって、お母さんびっくりしちゃった」
母親は海斗がニヤけている理由を女子生徒を助けたことが原因だと思っているようだ。
「へぇ、なにがすごかったんだ?」
父親に聞かれて、海斗は昼休憩のでの出来事を説明した。
夕飯時、ポテトサラダを口に入れたところで父親からそう聞かれた。
海斗は「別に、なにもないよ」と返事をするけれどニヤケ顔が止まらないのが自分でもよくわかった。
今日の帰り道大人には秘密のものができた。
それがくすぐったくて、嬉しかったのだ。
今までだって秘密基地を作ったり、大人には内緒の話をしたりもした。
だけど今回はそんなものじゃない。
もっと大きなことを隠しているのだ。
「今日は海斗すごかったのよね。先生から連絡もらって、お母さんびっくりしちゃった」
母親は海斗がニヤけている理由を女子生徒を助けたことが原因だと思っているようだ。
「へぇ、なにがすごかったんだ?」
父親に聞かれて、海斗は昼休憩のでの出来事を説明した。