暗黒ギフト1
☆☆☆
それから健と海斗は目的の柿木書店へやってきていた。
狭い店内の奥へと移動していく。
壁一面の本棚には児童書や小学生向けのドリルが置かれている。
店の入口付近には女の子向けの雑誌や、今人気の少年漫画なんかも置かれている。
どうせならそっちで立ち読みでもしながら待ちたかったけれど、立ち読みに夢中になってしまう可能性があるので、興味のないドリルのコーナーまでやってきたのだ。
「どんなヤツが万引するんだろうな」
健がドリルを手にとってパラパラとめくりながら呟く。
「わかんねぇよ、そんなの」
ただ、とんでもないヤツだということだけは理解できる。
「それよりそれ、1年生向けのドリルだろ。怪しまれるからこっちにしろよ」
「ん? あ、そうだな」
健が海斗から5年生向けのドリルを受け取ったとき、店内にランドセルを背負った女子生徒が入ってきた。
それから健と海斗は目的の柿木書店へやってきていた。
狭い店内の奥へと移動していく。
壁一面の本棚には児童書や小学生向けのドリルが置かれている。
店の入口付近には女の子向けの雑誌や、今人気の少年漫画なんかも置かれている。
どうせならそっちで立ち読みでもしながら待ちたかったけれど、立ち読みに夢中になってしまう可能性があるので、興味のないドリルのコーナーまでやってきたのだ。
「どんなヤツが万引するんだろうな」
健がドリルを手にとってパラパラとめくりながら呟く。
「わかんねぇよ、そんなの」
ただ、とんでもないヤツだということだけは理解できる。
「それよりそれ、1年生向けのドリルだろ。怪しまれるからこっちにしろよ」
「ん? あ、そうだな」
健が海斗から5年生向けのドリルを受け取ったとき、店内にランドセルを背負った女子生徒が入ってきた。