暗黒ギフト2
「せ、先生、トイレ……」
切れ切れにそう言って席を立つ。
「あぁ、行ってこい」
心配そうな表情を浮かべる先生に見送られながら健は近くの男子トイレへと走った。
「おい、俺だ!」
1つだけ閉まっている個室をノックして声をかける。
中からでてきたのは海斗だった。
海斗は3時間目が終わった休憩時間からここに隠れていて、健が先生に『保健室に行った』と、伝えておいたのだ。
仲のいい海斗と健が2人同時に4時間目に抜け出すのは難しそうなので、2人で考えたことだった。
「よし、ここまではうまく行ったな」
互いに頷きあい、そっとトイレのドアを開けて廊下を確認する。
切れ切れにそう言って席を立つ。
「あぁ、行ってこい」
心配そうな表情を浮かべる先生に見送られながら健は近くの男子トイレへと走った。
「おい、俺だ!」
1つだけ閉まっている個室をノックして声をかける。
中からでてきたのは海斗だった。
海斗は3時間目が終わった休憩時間からここに隠れていて、健が先生に『保健室に行った』と、伝えておいたのだ。
仲のいい海斗と健が2人同時に4時間目に抜け出すのは難しそうなので、2人で考えたことだった。
「よし、ここまではうまく行ったな」
互いに頷きあい、そっとトイレのドアを開けて廊下を確認する。