暗黒ギフト2
前回駄菓子屋の近くで事故が起こると予言されたときに助けた子の1人だ。


あの時は3人いたから、名前と顔をしっかり覚えていなかったのだ。


「大丈夫?」


座り込んでいる亮子に手をのばす海斗。


亮子は青ざめていたが、どうにか海斗の手を借りて立ち上がることができた。


「うん、ありがとう」


亮子は戸惑いながらも海斗と健がここにいることに疑問を感じたようで首をかしげている。


「俺たちは偶然通りかかっただけだから」


海斗はそう言うと、健と共に家庭科室を後にしたのだった。
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