暗黒ギフト2
女の子に花をプレゼンントしたことなんて生まれて初めてで、どうしてもぶっきらぼうになってしまった。
しかし梓は両手で白い花束を受け取ると嬉しそうに微笑んだ。
「キレイ! ありがとう!」
元気に答える梓にホッとして微笑んだ。
花火大会の日に意識を失った梓だけれど、その後すぐにドナーが現れたのだ。
手術は無事に成功して、術後も問題なく過ごすことができた。
これだけ元気なら退院しても大丈夫だと、担当医からお墨付きをもらい、今日がその退院の日なのだ。
もちろんこれからも通院は続けて行くし、学校に来られる日とそうじゃない日があるかもしれない。
しばらくは生活に制限がつけられる。
それでもこれは大きな一歩だった。
梓がようやく梓らしく生きていくことができるための、第一歩。
「退院おめでとう梓!!!」
3人分の声が重なりあい、梓はピンク色に頬を染めて今までにない一番の笑顔を見せたのだった。
END
しかし梓は両手で白い花束を受け取ると嬉しそうに微笑んだ。
「キレイ! ありがとう!」
元気に答える梓にホッとして微笑んだ。
花火大会の日に意識を失った梓だけれど、その後すぐにドナーが現れたのだ。
手術は無事に成功して、術後も問題なく過ごすことができた。
これだけ元気なら退院しても大丈夫だと、担当医からお墨付きをもらい、今日がその退院の日なのだ。
もちろんこれからも通院は続けて行くし、学校に来られる日とそうじゃない日があるかもしれない。
しばらくは生活に制限がつけられる。
それでもこれは大きな一歩だった。
梓がようやく梓らしく生きていくことができるための、第一歩。
「退院おめでとう梓!!!」
3人分の声が重なりあい、梓はピンク色に頬を染めて今までにない一番の笑顔を見せたのだった。
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