暗黒ギフト2
☆☆☆
朝ごはんを食べられなかったのは今週だけで4回目だった。
先週新しいゲームを買って貰って、夢中になってプレイしているのが原因だ。
両親からは呆れられているけれど、ゲームを途中でやめることがどうしてもできない。
結果的に両親のどちらかに『早く寝ろ!』と怒られるまでプレイしてしまう。
このまま続けていたらゲームを取り上げられてしまうかもしれないという恐怖もあるけれど、それでもラストまでプレイしないと終われなかった。
だから海斗はせめて小学校に遅刻しないようにとだけ心がけていた。
ゲームのしすぎで寝坊して、遅刻までしたとバレたら本当にまずいことになるからだ。
この際、登校班に遅刻していることは仕方のないこととして判断することにする。
「行ってきます!」
大急ぎで玄関から飛び出したとき、目の間に黒いスーツを着た男が立っていた海斗は足に急ブレーキをかけた。
「え、あ、なんで?」
朝っぱらからこの人に会うなんて事初めてで混乱してしまう。
海斗はキョトンとした表情を背の高いその人へ向けた。
朝ごはんを食べられなかったのは今週だけで4回目だった。
先週新しいゲームを買って貰って、夢中になってプレイしているのが原因だ。
両親からは呆れられているけれど、ゲームを途中でやめることがどうしてもできない。
結果的に両親のどちらかに『早く寝ろ!』と怒られるまでプレイしてしまう。
このまま続けていたらゲームを取り上げられてしまうかもしれないという恐怖もあるけれど、それでもラストまでプレイしないと終われなかった。
だから海斗はせめて小学校に遅刻しないようにとだけ心がけていた。
ゲームのしすぎで寝坊して、遅刻までしたとバレたら本当にまずいことになるからだ。
この際、登校班に遅刻していることは仕方のないこととして判断することにする。
「行ってきます!」
大急ぎで玄関から飛び出したとき、目の間に黒いスーツを着た男が立っていた海斗は足に急ブレーキをかけた。
「え、あ、なんで?」
朝っぱらからこの人に会うなんて事初めてで混乱してしまう。
海斗はキョトンとした表情を背の高いその人へ向けた。