暗黒ギフト2
☆☆☆
それから帰宅した海斗は父親のパソコンを使って梓の病気について調べていた。
けれど出てくるのは難しい言葉ばかりでさっぱりわからない。
海斗の胸の中では梓が死んでしまうかもしれないという恐怖と不安がふつふつと成長し続けていて、眠りについたあとも悪夢を見てしまった。
それは真っ白な世界で、梓と女神様が対峙しているところからはじまった。
梓は女神様へ向けて『もう少し時間をください。予知夢を見る力をもっと役立てます』と、懇願している。
金色のワンピースを身にまとった女神様は微笑んで梓を見ている。
しかし……。
『いいえ、それはできないの』
静かで、だけど拒否を許さない声。
『あなたへの猶予はすでに十分与えました。もうこれ以上は待てません』
途端に女神様から笑顔が消えた。
目が釣り上がり、口からは牙が除く。
『イヤァ!』
梓が叫んで逃げそうとする。
それから帰宅した海斗は父親のパソコンを使って梓の病気について調べていた。
けれど出てくるのは難しい言葉ばかりでさっぱりわからない。
海斗の胸の中では梓が死んでしまうかもしれないという恐怖と不安がふつふつと成長し続けていて、眠りについたあとも悪夢を見てしまった。
それは真っ白な世界で、梓と女神様が対峙しているところからはじまった。
梓は女神様へ向けて『もう少し時間をください。予知夢を見る力をもっと役立てます』と、懇願している。
金色のワンピースを身にまとった女神様は微笑んで梓を見ている。
しかし……。
『いいえ、それはできないの』
静かで、だけど拒否を許さない声。
『あなたへの猶予はすでに十分与えました。もうこれ以上は待てません』
途端に女神様から笑顔が消えた。
目が釣り上がり、口からは牙が除く。
『イヤァ!』
梓が叫んで逃げそうとする。