暗黒ギフト2
行けない
夜悪夢にうなされた海斗は次の日も寝不足の状態で学校へ行く羽目になってしまった。
両親からは最近ゲームをしていないのにどうして寝不足なのかと不思議がられてしまった。
が、もちろん梓のことを言うわけにはいかない。
梓のことを説明するためにはもう1度予知夢について話す必要が出てきてしまう。
そんなめんどうなことできなかった。
欠伸混じりに「行ってきます」と声をかけて玄関を出る。
玄関を出て真っ先にギフトが届いていないか確認するが、今日も何も来ていなかった。
梓は予知夢を見なくなったんだろうか。
もしそうだとすれば、女神様からの与えられた役目を終えたということかもしれない。
そしてそれがどういうことを意味しているのか、考えなくてもわかった。
梓の命が残り少ないことを示しているのだ。
海斗は胸がキュッと痛くなって下唇を噛み締めた。
そしてなにも気が付いていないふりをして、学校へ向かったのだった。
両親からは最近ゲームをしていないのにどうして寝不足なのかと不思議がられてしまった。
が、もちろん梓のことを言うわけにはいかない。
梓のことを説明するためにはもう1度予知夢について話す必要が出てきてしまう。
そんなめんどうなことできなかった。
欠伸混じりに「行ってきます」と声をかけて玄関を出る。
玄関を出て真っ先にギフトが届いていないか確認するが、今日も何も来ていなかった。
梓は予知夢を見なくなったんだろうか。
もしそうだとすれば、女神様からの与えられた役目を終えたということかもしれない。
そしてそれがどういうことを意味しているのか、考えなくてもわかった。
梓の命が残り少ないことを示しているのだ。
海斗は胸がキュッと痛くなって下唇を噛み締めた。
そしてなにも気が付いていないふりをして、学校へ向かったのだった。