暗黒ギフト2
「そっか。そういうことまでわかってたから、最低だって言ったんだ」


天井を見上げてポツリと呟く。


メガネ女子は自分のことを最低だと言っていた。


病気になれば海斗にかまってもらえる。


そんな感情が少しだけあったからだろう。


もう少し考え事をしたかったけれど、寝不足が続いていた海斗はそのまま眠りについてしまったのだった。
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