秘密育児なのに、不動産王は私と結婚する。
これで安心しました。
彼のキスは耳から下に広がり、熱い唇が私の首に触れた。
「ちょっと待って」
私は彼の胸に手を当てた。
「あたし、先にシャワーを浴びて」
「いいよ」
バスルームに向かって、あることを思い出して、また振り向いた。
廉はタオルで髪を拭いて、目を垂らして、微笑んでいた。
「あの…廉君。コンドームはありますか」
今日はお酒をたくさん飲みましたね。私はまだ排卵期です。もし妊娠したら、赤ちゃんの健康に影響を与えるかもしれません。
「見てるよ」
廉はベッドのキャビネットの引き出しを開けた。
「期限切れですね」
私は少し見覚えがある。
「これ、前に買ったの?」
「うん」
「当たり前じゃないですか。期限が切れたら捨ててください」