こいろり!
コイツもコイツだよ。と、周に身を任せる華花にチラリと目を向けた。
周もムカツクけど。さっきまで俺に懐いてる感じだったのに、周が来て安心した顔してるのも気に入らねー。
「それぞれ各家庭には事情というものがあります。それを勝手に判断されて、行動し乱されても困ります」
「あぁ?自分のばあちゃんのことなのに、ガキだからって蚊帳の外にしてさー。本当のこと教えてやらねーのかよ」
「華花お嬢様はまだ8歳なのですよ。簡単に受容できることでは、」
「はぁ?そんなモタモタしててさー、受容とかなんとか言っちゃって……もし死ん」
「泰良さま!!なんてことを……。もっと言葉を包んでください」
「はっ。あいにく、俺もまだガキなんでねー。大人と違ってそんな優しく~なんて余裕持ち合わせてねーんだよ」
「あなたという人は、こちらが穏やかに済ませようとしているのに、」
「あぁ?最初から喧嘩吹っ掛けてたのそっちじゃねーか?俺のこと調べたり、璃香子のことだってさぁ……」
「もう、やめて!!!」