君は,君は。
「どれ」

「ネットで漫画漁りまくって,面白かったらGoog⚪eでサイト引っ掻けて更新全部毎日待ってるタイプですか?」

「あー。まぁ?」



それなら……私と一緒じゃんっ!!



「その上どうせ気に入ったら原作の小説とかないか調べてWebで読むんでしょ!? 何時間もかけて!」

「まぁ,読むな」



挙げ句の果てにはフロースコミックとかの分類でヒットかけて,なんの苦労もなく毎日読み漁ったりするんだ!

そ,ん,な,の。

ービシッ

私は瑞希に人差し指を力強く向けた。



「どの立場で人におすすめとか聞いてんの! 聞かれる人が可哀想! 瑞希の知らない本なんてどんな確率!?」



私だって少しの可能性を抱きながらも,人に聞かないように我慢してるのに!



「なんか……私怨入ってね?」
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