君は,君は。
「忘…れてた」
「んー? どしたん?」
瑞希…瑞希!
「瑞希!」
「うお!」
「瑞希呑気に小説買ってる場合じゃないよ! 3月2日は! 来週の水曜日は! …梨々香の,誕生日だよ」
だから,だから…
「公立受験の前日で,本人あんまり楽しめないかもしれないし……不安だって,言ってたから」
きっと,そんな時に誕プレなんて貰ったら,嬉しい。
佐藤くんも,瑞希みたいにうっかりさんっぽいとこ無ければ,LI⚪Eの通知で知ってるかもしれない。
だから,だから
「リラックスできるものとか,元気出るようなもの,あげたらいいんじゃないかな……」
降りていく視線。
……私も,選ばなきゃ。
「んー? どしたん?」
瑞希…瑞希!
「瑞希!」
「うお!」
「瑞希呑気に小説買ってる場合じゃないよ! 3月2日は! 来週の水曜日は! …梨々香の,誕生日だよ」
だから,だから…
「公立受験の前日で,本人あんまり楽しめないかもしれないし……不安だって,言ってたから」
きっと,そんな時に誕プレなんて貰ったら,嬉しい。
佐藤くんも,瑞希みたいにうっかりさんっぽいとこ無ければ,LI⚪Eの通知で知ってるかもしれない。
だから,だから
「リラックスできるものとか,元気出るようなもの,あげたらいいんじゃないかな……」
降りていく視線。
……私も,選ばなきゃ。