君は,君は。
「かっけぇ!」

「う,ん…? そうだね。優しい人…おにぎりさんだったね」

「でも最終回で恐竜に食べられちゃうんだよ」

「っそうなんだ……あはは」



謎過ぎる。

ってか終わってたんだ。



「もう一個とってあるよ! みる?」



下から覗いてくるくるくるの目。



「うん。そうしよっか……なに?」


横からジーと私を見つめる目玉が2つ。

胡座をかいて肩肘をつく瑞希。



「唯ってちっこいのすきなん?」

「ちっこいのって……子供は別に嫌いではないかな。特別好きなわけでもないけど」

「ふ~ん。その割に最初から結構楽しそうじゃない?」



ふむ。
何が言いたいのかは不明だけど。
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