君と出会ってから私は…
それからというもの、
あっという間に時間は過ぎ、お昼になった。

愛菜ちゃんは他の子と机を合わせて
お昼ご飯を食べている。

その中に私が入るなんて、
そんな勇気なくてお昼はいつも一人だ。

倉川くんは机に顔を伏せて寝ている。
それが倉川くんらしくて笑ってしまった。

次の授業は席替えだ。
私は特に席の希望はない。

ただ、夏樹ちゃんという子の近くにはなりたくない。

理由は、昔私の事をいじめていたから。

今でも嫌がらせをしてきて、
実は学校に行くのがだんだんと辛くなっている。
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