君と出会ってから私は…
ガッシャンッ!

「いてて…」

目の前が一瞬クラっとして、
バランスを崩して転んでしまった…

傷口は血が滲んでいて、とても痛々しい…

道のど真ん中で転んでしまったため、
他の学生やサラリーマンの人にジロジロと見られる。

それが恥ずかしくて自転車を起こそうと、
立とうと試みるけど、傷が痛くて立てない…

どうしよう…

途方に暮れていた時…!

「大丈夫ですか?」

声がする方向を見ると、
スラっと背が高く、
サラサラな黒髪の男性が立っていた。
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