儚く甘い
今日のデートは完全にみわの考えたコースだ。
「とりあえずあっち!」
適当に道案内を始めるみわ。

達哉はそれに付き合ってバイクを走らせた。

2人は雑貨店に行き、もうすぐだという隆文の誕生日プレゼントを一緒に選んだ。

なにやら真剣に文房具のコーナーで選ぶみわ。
達哉は邪魔しないように、別のコーナーをみていた。

「お待たせ」
買い物に付き合うのはいかにも苦手そうなタイプだと思っていた達哉。
でも、意外と雑貨店でも面白い雑貨を見つけたり、自分も輸入雑貨の灰皿を買って楽しんでいるように見えたのが意外だったみわ。
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