儚く甘い
気付けば雑貨店で時間がたっていて、約束していた時間になろうとしていた。

元からみわの体調を考えて達哉が決めていたタイムリミット。

みわはその時間にもうなるとわかっている。

「今日はありがとうございました。付き合わせてごめんね。」
ばいばいしようと、みわが切り出すと達哉から帰ってきた返事は意外なものだった。

「のど、かわかないか?」
意外な言葉に、みわは張り切って返事をする。
「かわいた!」
その勢いにふっと達哉は笑う。

2人は再びバイクに乗り、ちかくのカフェに入った。
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