儚く甘い
ブラックコーヒーを頼んだ達哉。
みわはオレンジジュースを頼んだ。

「達哉は何買ったの?」
みわの質問に、達哉はガサゴソと何かを取り出す。
「灰皿とペンケース」
アメリカン雑貨を出す達哉。
いかにも彼らしくてみわは思わず笑う。

「私はねー」
みわも雑貨店の袋を開けて中身を出す。
「ノート?」
「そう」
そこには淡いピンクのノートと手帳、花をモチーフにしたペンが入っていた。
「日記でも書くのか?」
「んーそんなとこかな」
あまり詳しく言わないみわ。
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