儚く甘い
遠慮がちなノックの後に、みわの部屋を覗いた裕介といつの間にか戻ってきた隆文、そして母がにやにやしている。

「ほうほう」
「そろそろ紹介しろ」
「また会いたいわーイケメン君に」
と口々に、みわを冷やかし始める。

みわは具合悪いふりをして、布団を頭までかぶって顔を隠すのだった。



そして、2日後には熱が下がったみわは、約束していた達哉とのお花見デートに行くことになった。
< 209 / 356 >

この作品をシェア

pagetop